眼精疲労の原因は?

それでは、眼精疲労の原因を順に見ていきましょう。
眼精疲労の原因は、大きく5つに分けることが出来ます。

1.目の異常
近視・遠視・乱視・老眼・斜位などの、ピント調節機能低下および結膜炎・緑内障などの眼疾患。
ちなみに前者は調節性眼精疲労や筋性眼精疲労、後者は症候性眼精疲労と呼ばれます。

2.目以外の疾患
風邪や高血圧、糖尿病、心臓病を始めとする生活習慣病など。

3.心的要因
神経症、自律神経失調症、ストレスなど。

4.器具の不適合
目に合わないメガネや、コンタクトレンズの使用。

5.VDT作業
テレビ、ワープロ、パソコンのモニターおよびキーボード、プリンタなど(Visual Display Terminal)の操作。

中でも5.のVDT作業は、近年における眼精疲労の最大の原因、と考えられているそうです。実際のところ、長時間モニター画面の細かい字を追っていると、すごく目が疲れてしまいますよね。

また、モニター画面への太陽光・照明の映りこみや、画面の位置が高いなどの不具合は、さらなる疲労の原因に。エアコンによる乾燥や、VDT周辺機器やエアコンの動作音なども相まって、眼精疲労を悪化させるそうです。

特に、乾燥とモニター画面の高さには配慮が必要。画面の中心位置が目線より高いと、目が上向きになり瞼が大きく開く為、涙液が蒸発しやすくなってしまいます。
そもそも画面に集中していると、それだけでも涙液を供給するまばたきが減り、目が乾いてしまうのだとか。せめてそれ以上の乾燥は避けて、眼精疲労の原因をひとつでも取り除いておきたいですね。