レーシックと眼精疲労

視覚情報に大きく依存している私達人間にとって、視力低下は大きな問題ですよね。私などは強度の近視ですが、メガネがなかったら冗談抜きに生きてはいけないでしょう。メガネが考案されていて良かった・・・、としみじみ思うところです。

しかし、メガネやコンタクトといった視力矯正器具は海やプールでは使えず、他にも様々な制約が。ユーザーとして、メガネをかけなくていい、コンタクトをつけなくていい、という爽快感には、やはり憧れます。

近年ではレーシックなどの視力矯正手術により、矯正器具無しの快適な生活を手に入れる方も増えているようですね。「近視や乱視由来の眼精疲労からも解放されて満足!」という声もあります。

ただ、レーシックにより深刻な目の異常が見られた、との報告も少なからずあります。レーシックの技術も未だ発展途上なのかもしれませんが、皆が必ず幸せになる療法や薬ってなかなか無いものですね。

また、レーシックを受けた後しばらくは、多くの人にドライアイが見られるそうです。レーシックでは角膜表面をめくり、その下の角膜実質層をレーザーで削って、視力矯正を行うのですが、その際角膜の知覚神経を切断してしまうのだとか。その為に涙の分泌量が低下し、ドライアイになると言われています。症状の重い人では、深刻な眼精疲労に至ってしまいます。

他にも、ハロやグレアといった現象が続き、眼精疲労の一因となることがあります。特に夜間、光の見え方に異変が生じて目が疲れるのだそうです。さらに、レーシックで近視を治した場合、遠視方向へ過度に矯正されてしまうことがあるそうです。これもまた、眼精疲労を呼んでしまう要因のひとつと言えるでしょう。

レーシックは、メリットとデメリットの選り分けが難しいようですね。