眼精疲労と吐き気
眼精疲労の症状のひとつに、吐き気があります。
眼精疲労での吐き気は、特に目を使っている仕事中や勉強中に襲ってきますから、大変困りますよね。実際に吐いてしまうケースもあり、吐くしんどさはもちろん、それによる体力の消耗も深刻です。
なぜそうなるのか、目の疲れと吐き気との直接のつながりは余りよく分かっていないそうなのですが、注目されているのは自律神経との関わりです。
自律神経は、内臓、神経、血管などの機能を調節するもので、交感神経と副交感神経で成り立っています。この2つのバランスが崩れると、様々な不調をきたすと言われており、吐き気や眼精疲労もそのひとつ。
バランスが崩れる主な要因としては、季節の変わり目、不規則な生活、ストレス、背骨に負担が掛かる、などがあるそうです。
ストレスが交感神経を優位にし、自律神経のバランスを乱してしまうことは、よく知られていますよね。また、自律神経は背骨の特に頚椎、胸椎から各器官に分布しており、背骨への過度な負担は自律神経の働きに影響する、と考えられています。長時間のデスクワークなどは、知らないうちに背骨に負担を掛けているのだとか。
こうして見てみると、デスクワークは自律神経失調症への近道の様に思えてきますね。姿勢からくる背骨の問題と、仕事の緊張によるストレスが自律神経に負担を掛け、そこにパソコン使用による目の疲れも加わり、更にストレスが増してバランスが崩れると考えられます。
眼精疲労の吐き気改善には、目のケアと自律神経の調整を、一体的に行う必要がありそうですね。