眼精疲労と目薬

眼精疲労で目薬が手放せない方、多いですよね。

眼精疲労とまで行かない、疲れ目程度であっても、目薬のもたらす潤いはやはり心地良いものです。またビタミン類配合の目薬で、目に栄養を与えるのも、疲れ目ケアには大切です。

ただ、目薬には防腐剤が入っていることが多く、特にドライアイの人やその傾向がある人は要注意です。

そもそも防腐剤は眼の細胞に良くないのですが、ドライアイでなければ通常の使用範囲で問題はない、と考えられています。しかしドライアイになった目は防腐剤の影響をダイレクトに受けてしまい、角膜が傷つくことがあるので、防腐剤フリーの目薬が推奨されているのです。

防腐剤フリーの目薬は、参天製薬の「ソフトサンティア」、大正製薬の「アイリスCL」、ロート製薬の「ロートCキューブ」など、各社から発売されています。特に「ロートこどもソフト」など、防腐剤フリーでビタミンが配合されているものは、眼精疲労でドライアイ気味の方に良さそうです。

ちなみに、爽快感を出す為メントールが配合されている目薬がありますが、これは目の粘膜を直接刺激してしまうと聞きました。体は徐々に刺激に慣れていってしまいますから、ついつい使用頻度が上がり、やがては粘膜を痛めてしまう可能性があります。

充血を取る為に血管収縮剤が配合されている目薬も、長期連用は危険です。目が慣れて、目薬を使わない時は常に充血するようになってしまいます。

眼精疲労と付き合っていく上で、目薬は重要なパートナー。なるべく目に優しいものを選びたいですね。